伐採の作業内容を把握しよう!伐採作業の具体的な内容とは?

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大きく育ちすぎた庭木の剪定が追いつかない場合、伐採を検討する方もいると思います。しかしいざ伐採をする際、どんな道具が必要でどのような手順を組めばよいか、わからない人は多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、その作業内容を説明したいと思います。

自分で伐採をする場合

庭木の伐採はご自身でも可能ですが、必要な道具や作業の方法を把握することから始まります。

必要な道具

ノコギリorチェーンソー

まず木を切るために必要な、のこぎりやチェーンソーの準備です。

細い庭木はのこぎりでも伐採ができますが、木の幹が太い場合はのこぎりだと限界があります。一方、太い幹を伐採するのに適しているチェーンソーです。

チェーンソーはホームセンターやネットショップで10,000~40,000円で購入が可能です。

防護装備は必須!

チェーンソーは使用するのに資格は必要ありませんが、伐採の最中に木のくずや破片が飛んでくる恐れがあるので、注意が必要です。そういったものによる怪我を防ぐために防護服やヘルメット、防護メガネや手袋は必ず装着しましょう。

ロープも欲しい!

ちなみにまた木を切り倒すのにも倒れる方向を調整するためにロープが必要です。伐採に必要なロープはナイロン製のものを使用します。商品自体は10m以上からあるので庭木の木を伐採するくらいであれば10mのもので構いません。

ロープは直接木に巻き付けるのではなく、スリングベルトと呼ばれるものに固定して装着します。スリングベルトはホームセンターやネットショップでも購入が可能です。

その他

伐採した庭木は可燃ごみとして出したり自治体のクリーンセンターに持ち込んだりして処分できます。可燃ごみとして出す場合はごみ袋も必要になります。

伐採の作業内容

木を倒す方向を決めよう

庭木を伐採する前に木が倒れる方向を決定します。この方向をしっかりと定めないと住宅や作業するご自身に大きな被害が及ぶ可能性があるからです。木を倒したい方向にロープを張ると倒れる方向をコントロールできます。

切り込みのポイント「受け口」と「追い口」

ロープを張ったら次はいよいよ木への切り込みです。

この時いきなり木を切り倒すのではなく、木の両側に切り込みを入れます。これを「受け口」と「追い口」といいます。

受け口は倒したい方向に入れる切り込みで幹の直径3分の1を目安に30度から45度の角度で、追い口は地面に対して水平になるよう切込みを入れましょう。

なお、追い口は受け口の高さの3分の2くらいの高さに、幹の直径の3分の1までが目安です。先に受け口に切り込みを入れることによって、追い口から受け口の方へ木がバランスを崩してくれるので、倒したい方向に木を倒すことができるのです。

これで木の伐採は完了しました。あとは伐採した木の処分をします。

庭木を伐採する際の注意点

庭木をご自身で伐採する際は慎重に行うことが必要です。

近隣に一声挨拶する

木を伐採すると木の粉や砂ぼこりが舞ったり、枝や葉が飛んだりする場合があります。またチェーンソーの音や木が倒れる音などの騒音があるので、伐採の前に挨拶をすることで近隣トラブルを防げます。

安全なスペースを確保する

まず庭木が電線に触れていないか確認しましょう。そのまま伐採を進めると感電の恐れがあります。電線に触れていた場合は電力会社に連絡が必要です。

ほかにも伐採する木の周りに障害物がないか確認し、周囲の人に周知する必要があります。万が一、木を倒す方向がコントロールできなかった場合に建物や人に被害が及ばないようにするため細心の注意が必要となります。

チェーンソー使用は特にご注意を!!

チェーンソーを使用する際、キックバックと呼ばれる現象に注意が必要です。キックバックとは作業者が意図しない方向にチェーンソーが跳ね上がる現象です。死亡事故にもつながる恐れがあるので、使用方法をしっかり把握してから使用しましょう。

業者を頼んだ方が良いパターン

以下の場合は業者に頼む必要があるので、ご自身の庭の状態と比べて判断をしましょう。

高さ3m、幹の直径20cm以上の木はご自身での伐採は困難です。また目安の数字よりも木が小さい場合や幹が細い場合でも、自信のない方は業者に任せた方が得策です。

材質が硬い

ケヤキ・マツ・カシといった木は材質が硬く、伐採の難易度が高くなるので伐採する木がどんな種類なのか把握しておく必要があります。

木の生えている場所が悪い

斜面に生えている場合や木が倒れてくる場所に安全なスペースがない場合、自分で伐採すると大きな被害が及ぶ可能性があります。状況によっては、クレーンなどの重機を使用しなければならないケースもあるので、そのような場合は業者を頼みましょう。

まとめ

庭木の伐採をご自身で行う場合、安全のためにも道具をしっかり揃え、細心の注意を払う必要があります。

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