こんにちは。合同会社kumaガーデンプランナーの伊熊です。
福岡県内も杉花粉が今の時期がMAXで、今年は特に花粉が激しく、花粉症に悩まされています。みなさんも悩まされているのではないでしょうか?杉花粉が終わると、次は檜が控えているので大変です。それに台風で大木が倒れるのじゃないかと、心配される方も多いいのではないでしょうか?
そこで、ここでは杉(スギ)の特徴から剪定や伐採についてご紹介していきます。
スギを知ろう!
スギの特徴
スギは本州北端から屋久島まで分布する日本固有の種です。 年間を通じて葉を落とすことがなく、針状の細長い葉が特徴の常緑針葉樹です。
なお、2月から4月ごろにかけて、花粉を風に乗せて遠くまで飛ばし、人口の4人に一人はいると言われるスギ花粉症の疾患者を悩ませます。そのうち一人は私です。(笑)
また、スギは、非常に寿命が長く、日本で最も長寿の樹種です。
屋久島にある、縄文杉は樹齢数千年とされています。
なお、枝葉がよく燃え、独特の香りを発することから、線香や燃料にも用いられます。
戦後植林が進んだスギ
スギは、植林が容易で真っ直ぐ育ち、建材への加工が容易であることから、戦後、荒廃した森林を早期に回復させるため、大量に植栽されました。
更に昭和30年代以降の高度経済成長期における住宅建築資材としての木材需要の高まりにも答えるため、杉が広葉樹に変わって全国的に植林されることになります。
しかし、やり過ぎた、、、イケイケの高度経済成長期時代も、将来の需要を見越して、大量に植林されていきましたが、その後の経済の低迷等によって木材需要は低下、更に海外からの安価な輸入木材によって国内の杉は不利な商材となったため、放置されるようになってしまいました。
結果的に、花粉症のイメージが強いだけの、厄介者へとなっていきます。
花粉を放出している写真を見ているだけで、鼻がムズムズしてきます(笑)
スギの伐採、剪定
杉を放置すると
長い時間をかけて成長するスギの木は、50年以上で25mを超える巨木となり、良い建材になりますが、成長すればするほど管理は困難になります。
台風などの自然災害の時には、杉などは根が横に張っているため倒れて、人や建物を傷つけてしまうケースもあります。
また、病気にかかった時は周囲に病原菌を感染させてしまう恐れがあり、そのような事態にならないよう、剪定と伐採が必要となります。
剪定について
剪定では全体の枝を切り、木の形を整えます。
スギは5月に新芽が育つ為、3月~4月が剪定に適した時期です。
間違った時期に剪定してしまうと、上手くいかず不格好になってしまいます。
また、高い場所での剪定は危険を伴いますし、トップを止める伐採ではその時はいいですが、後に徒長枝がでてかっこが悪くなる上、白蟻が湧いている木も沢山の現場で見てきました。
伐採について
年数をかけて成長しすぎたスギは、自身だけでなく、周りにも迷惑をかける事が多々あります。
大きくなりすぎて管理が難しくなったら、根がどんどん広がってきた場合、伐採を選択する方がほとんどです。
しかし、伐採するには沢山の道具、チェーンソーなが必要ですし、扱いがとても難しく危険です。
手前味噌ですが、20mを超える様な大木は、クレーンを使う場合もありますが、弊社が得意としているロープクライミング工法が適しています。
また、伐り株の処分などといった手間も考えると、個人での対処は難しいものです。
伐採に関しては、我々を含めた専門業者に依頼することをお勧めいたします。
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